サミズダート

素朴な一市民「異邦人」の政治経済雑感。兼備忘録ときどき日記。

2度目の感染です。

いつも当ブログを御覧頂きありがとうございます。異邦人です。

 

本日の内容は告知になりますが、タイトルからもお察し頂ける通り、先程受診医療機関から連絡があり、結論から申し上げますと新型コロナウィルス感染症に罹患しました。前回の感染に続いて、2度目の感染となります。

 

前回感染時の記事は下記から御覧下さい。

 

www.samizdat1917.com

 

 

前回同様、ご参考までに私自身の基本的な情報ですが、年齢は20代後半でワクチンは3回接種済み。日常的な移動は大半を単独かつ乗用車にて行い、屋内や他者の混在する屋外ではKF94マスクを着用し、外食は極力控えております。

 

続きまして、これまでの経過をご報告致します。

 

まず9月12日の夕食後から軽い咽頭痛を覚え、ここで感染の疑いを覚えつつ就寝しました。そして翌日13日(本記事の投稿日時前日)の6時頃に強い咽頭痛で目が覚め、症状の悪化により感染への疑いが確信に変わる中、急激に体調悪化。8時頃に熱を測ったところ、37.8℃の発熱があった為に休みを取り、9時に所謂「かかりつけ医」へ連絡を取り何とかPCR検査を予約。そのまま乗用車にて医院へと向かい、無事に検査を終え帰宅しました。

 

ちなみに、公的に確認されている感染者数はピーク時よりも減少しているとはいえ、かなり混雑しているとのことで当日の検査は不可能と思われましたが、症状が強い為に何とか時間を確保して下さいました。

 

その後は、計測した中では最高38.8度の発熱と激しい悪寒を覚え、処方されたカロナール錠を使用しつつ就寝。震えながら知らず知らずのうちに眠りには付けたのですが、本日14日の午前2時と4時半頃にシーツが水浸しになったようなレベルの寝汗で目が覚め、水分補給しつつ再度就寝。殆ど寝付けませんでしたが、断続的に3時間程度は寝られたつもりではいます。相変わらず咽頭痛は酷く、吐き気も悪寒もありますが、熱は現在37.4~37.6℃に落ち着いています。

 

(追記)

 

【症状について】

9月15日現在、発症から3日が経過しましたが、熱は37.0~37.3℃に落ち着きました。強い咽頭痛は依然として残っており、倦怠感が抜けず睡眠の質は良くありません。日常生活には基本的に支障はありません。

 

【関係機関の対応について】

私の居住する自治体では、前回感染時には1日毎に3食まとめて配食がありましたが、今回は感染者であろうと買い出しなどの生活に必要な外出が可能とされてしまっており、原則ありません。

 

前回感染時の配食(1例)

 

 

今回、2度目の感染を経験して再認識致しましたが、やはりコロナは並大抵の感染症ではありません。これまで、常時に近い形でマスクを着用したり、買い物や帰宅の度にアルコール消毒をするなどといった個人的な感染対策に加え、短期間で3度もワクチン接種をする機会などはありませんでしたが、それでも年内に2度も感染した上、その双方で過去2度感染した経験のあるインフルエンザより重い症状を覚え感染症は初めてです。

 

上述の記録は、あくまで私個人の経験ではありますが、同様もしくは更に深刻な症状を経験されている方は当然いると思います。先程居住自治体の保健所より連絡がありましたが、前回のような電話連絡による症状の確認や、濃厚接触者の確認などは一切なく、HER-SYSのIDや、昨日河野大臣が「停止」を発表した接触確認アプリ「COCOA」への登録を促すショートメッセージのみでした。

 

自治体保健所からのSMS↓

 

 

自宅待機の期間は「短縮」を決定した岸田政権の方針通り、発症日を0日として7日と言われましたが、これでは到底感染拡大を防げないでしょう。過去最悪の死者数を出している反省の全くない岸田政権の姿勢は、公衆衛生増進義務を負う政府として論外です。再度、PCR検査の徹底や補償の充実といった基本的な感染対策の徹底が必要だと強く訴えたいと思います。

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

重要なお知らせ。

いつも当ブログをお読み頂きありがとうございます。日頃の大酒飲みが祟った挙句の果ての急性膵炎により絶賛入院中の異邦人です。

本日、遂に参院選の公示日を迎えました。既に改憲への欲望を露わにしている自公維の3党に加え、国民民主党も「緊急事態条項」を含む改憲勢力の隊列に加わり、自由と民主主義、法の支配と基本権が本格的な危機を迎えております。

既にご紹介している通り「緊急事態条項」即ち国家緊急権とは、時の政権が「緊急事態だ」とした瞬間から、憲法を停止し全ての権力を掌握出来る恐ろしい劇毒で、歴史的に見ても史上最悪の独裁国家の一つであるナチス・ドイツが「授権法」という形で濫用した経緯があります。シリアの独裁政権が50年近くも続いたのも、この国家緊急権により「非常事態宣言」が続いていたからです。そんなものを手にしようとしている自公維国の四党 には、一議席たりとも与えてはなりません。

また、自民党政府はプーチン政権によるウクライナ侵攻に、まさに火事場泥棒的に便乗して、我が国を先の侵略戦争における敗戦から70年以上、戦争参加の危機から遠ざけてきた憲法9条の改定に弾みを付けようとしているばかりか、既に「集団的自衛権」における「反撃能力」もとい「先制攻撃」という、完全な戦争行為までをも容認するという驚くべき答弁を繰り出しています。

自民党が「反撃能力」などと言葉を偽っている行為は、他国が攻撃に「着手」したと認定さえすれば武力攻撃を仕掛けられるという代物であり、完全な「先制攻撃」です。これは憲法はおろか、国際法にも反する違法行為であり断じて容認出来ません。

参議院というと、よく衆議院の「カーボンコピー」と揶揄されがちではありますが、実は改憲発議を阻止出来る素晴らしい力を持っているのです。改憲は参議院の総議員3分の2が賛成しなければ発議出来ませんから、この選挙は非常に重要なのです。



そして参院選公示日を迎えた本日、腹部の激痛に打ちのめされて入院していた私も、遂に血液検査の結果が改善され、明後日の24日金曜日に退院が決定致しました。先週16日の入院初日に、医師からは「最悪数ヶ月入院」と絶望的な宣告を受けていた私ですが、適切な治療と食事によって早期退院が決定し心の底から安堵しております。

入院初期は必死になって入院中の不在者投票について調べておりましたが、無事投票所で共闘野党の候補に一票を投じることが出来ます。これまで、飲酒で自爆したに等しい私の体調を労わって下さった方々には、感謝してもしきれません。言うまでもありませんが、孤独な入院期間中の私には大変励みになりました。

それから、本日はツイッター相互フォローの反自公維の同志「大阪が好きやねん#🇺🇦#カジノ反対@維新にこれ以上大阪を壊されてたまるか! (@oosakahaoosaka) | Twitter
」さんから、何と映画「教育と愛国」のパンフレットを差し入れて頂きました。入院初日に書いたブログ記事にも書いたように、映画「教育と愛国」は、私がいま最も見たい映画の1つなので、大変嬉しい出来事でありました。得難い活力を下さった「大阪が好きやねん」さんには、この場で重ねて御礼申し上げます。地元の映画館では7月の上映なので、スクリーンでの鑑賞も待ち通しいです。

本日も、最後までお読み頂きありがとうございました。

絶飲食解除の瞬間(入院記録)

今を思えば、恐ろしい前兆であったみぞおちの痛みを我慢して乗り切ろうとした所、16日の夕刻に突然の下腹部痛に襲われ、虫垂炎だと思ったら日頃の大酒飲みが祟り、数々の苦痛極まりない検査を経た結果「急性膵炎」であると診断され、子の刻に緊急入院となってしまった私。

入院までの経緯は下記を参照。
www.samizdat1917.com


何本もの点滴を刺された挙句、終いには申告酒量からアルコール依存症の疑いが掛けられた(或いは自覚していないだけなのかもしれない)のか、そういう人向けの「ワイパックス」という錠剤を飲むように指示され、寝ても醒めてもトイレに行く時も※ガートル台と同志のように共に過ごし、尿をカップに入れて逐一謎の機械で測定し、紙に記録する労働を指示され、夜10時には更に点滴の数を増やされて、何度も炎症でダメになる貧弱な血管のせいで点滴の留置針の位置を何度も変えてもらい、液体漬けにされながら絶飲食に耐え丸三日。

※輸液袋を吊り下げて常に輸液漬けにする為の装置。行動範囲を著しく狭めてくる。

全ては患者の要望ではなく血液検査の結果がヒエラルキーの頂点に君臨する世界で、一体何週間、もしくは月単位で絶飲食に耐えなければならないのかと思っていた所、昨日遂に担当医から「明日から絶飲食は解除」という吉報を頂き、本日の朝から食事の配膳が始まりました。



まず、待ちに待った朝食の内容が下記の通り。

①重湯
②味噌汁(見えないキャベツ入り)
③粉飴入りリンゴジュース

ご覧の通り、見事に「汁」のみでビジュアルも相当なものでした。液体である分、エヴァンゲリヲンでシンジくんが食べさせられていたアレ(ディストピア飯で検索)より食欲が湧きません。しかし、幾日ぶりの味噌汁は本当に染みました。そして、粉飴がとかれたジュースも格別でした。重湯はやっぱり重湯でした。しめて125kcal也。まあ当然ですね。


そして、昼食は下記の通り。

①重湯
②具なし味噌汁(見えない具が入っている)
③粉飴入りオレンジジュース

はい、オレンジジュース以外変わりません。しめて135kcal也。一体何が10カロリー分なのか分かりません。でも味噌汁は染みました。

そして先程食べた夕食。恐らく、何かしらの汁が沢山やって来るのだと悟っていた私でしたが、ここで下記の通り重大な変化が。

①きちんと見える麸が入った清汁
②きちんと角切りの野菜とはんぺんが見える煮物
③若干コメが底にあるお粥
④オリゴワン

遂に固形物と対面。まあ構成物の殆どは「汁」なのですが、完全な汁とは明らかに食べる時のモチベーションが違います。下手なサプライズよりも遥かに嬉しかったのは本当の話です。こちらはしめて132kcal也。何故減った。

明日は朝から、コメ以外が「汁ではない」固形物になると信じて、それだけを楽しみに待っております。食事の写真等は、また帰宅してパソコンが触れるようになり次第、紹介しようと思っております。では。

緊急入院しました。

勢い任せに書いておりますので、誤字脱字などがありましたら後ほど訂正致します。

最初にみぞおち辺りの痛みを覚えたのは、一昨日6月14日のお昼頃でした。最初は非常に小さな違和感で大した様子もなく、朝食を多めにとった事もあり、胃が張っているのだろうと勝手に自己解釈をして、通常通り出かけました。

それから、昼食を済ませてしばらくすると、今度は臍部(へそ)の周りがズキズキと痛むようになり、その痛みは時間を経るにつれ、時折疝痛を伴い悪化する一方でした。

痛む腹部を手で宥めながら車で帰宅してからは、まず日課と化している飲酒はやめ、夕食を少しだけ取り、痛みが一旦落ち着いたのを見計らって就寝。しかし、朝4時にまた強い痛みが襲ってきました。それからは、継続的な鈍痛に参ってしまい、ずっと起きておりました。

翌6月15日は、朝の悶絶とは打って変わって、昼から夕方までは痛みも改善に向かっておりましたので、このまま何とかなるかもしれないと、それこそ「根拠なき楽観論」で自分を落ち着かせておりましたが、それが失敗でした。

18時頃のことです。急に右下腹部のあたりに刺すような痛みが発現し、楽観論で誤魔化していた裏で持ち続けていた「虫垂炎ではないか」という懸念が一気に思い起こされ、放置していても重症化するだけだと悟り、私は良く知る地元の消化器医院を受診しました。幸い、いつもは混雑している院内は空いており、スムーズに血液検査まで行われました。

そして、聞かされた検査結果は、本来は0に近い「CRP値」という炎症を示す値が13と異常に高く、白血球数も多いとのこと。以上の結果から、医師は「恐らく盲腸」だと述べました。私は「やはり」と思い落胆しました。20歳代は多い。今はシーズンと慰めてもくれましたが、最終的に医師は「大きな病院に紹介状を書くから、今すぐそこの救急外来に向かって下さい」と私に言い、その足で車を運転しその病院へと向かいました。



20分ほどで到着し、紹介状を受付に渡して待合室に向かうと、既に人が結構いたので、これは時間がかるのだろうと思ったのも束の間、数分で奥からやってきたERの看護師に名前を呼ばれ、待合室据え付けの血圧計で血圧を測られ、あれよあれよと車椅子に乗せられ、速攻でERのベッドに横になりました。

その後、採血され、CTを撮られ、再びベッドに仰向けになっていると、1時間ほどで医師がやってきました。いよいよ虫垂炎の確定診断が為されるものだと身構えていた私の耳に入ってきたのは「虫垂炎ではないっぽい」というものでした。

私は逆に驚いて、では何の病気なのかと訊ねました。すると、医師は血液検査結果、そしてソレに若干の「モヤ」が見受けられたCTに基づいて「急性膵炎」と言いました。それから、お酒を何歳から何本くらい飲んでいるかと尋ねられ、飲み始めたハタチの時から今までの8年をザックリ平均すれば、一日あたり500mlのビール缶2つとジントニック、休みの日はとウィスキーをロックで4杯かワイン2本ぐらいと答えましたが、医師は露骨に「え~?」と疑るような所作をしましたので、観念し、腹痛が出る前の土日は、学生時代の知己と語り合い、※通常より酒の進むペースが遥かに速かった旨を白状した所、医師は「だろうね~」と言っておりました。プロですからね、すみません。何よりも、虫垂炎だと思っていましたから「急性膵炎」という所見には唖然としました。

※覚えているだけで、各々が持ち寄った中からブランデー紅茶割りをグラス5杯、ピルスナーウルケル(瓶)を3本、アイリッシュウイスキーをロックで3杯、私が秘蔵していたロシアのビール「バルティカ9」を2本だったと思います。

その後、更に「造影CT」という、血液に「造影剤」という映りを良くする薬剤を入れた状態で撮影するCT検査をしたのですが、この造影剤というのが中々の曲者で、体が物理的に爆発を起こすのじゃないのかというぐらいの強烈な灼熱感を覚えました。正直、死を覚悟しました。そして休む間もなく次は血液検査、といっても普通に思い描くような採血ではなく、まず股間付近から動脈注射、そして手の甲の注射。これが我慢出来ないほどの痛みでした。幼少期に何度も刺し直しされたトラウマも吹き飛びそうになりました。



それからは、医師に「死亡率が10%ある怖い病気なんだよ」と急性膵炎についての恐るべき事実を伝えられつつ、ERから入院病棟に移され、そのまま宵闇の中で緊急入院と相成りました。それから、当分は完全なる「絶飲絶食」との壮絶なお達しにより、凄まじい数の輸液を行われ、現在入院ベッドの上からこの記事を書いております。

「酒は人類の友」というヤン・ウェンリーの言葉が大好きなぐらい無類の酒好きである私でも、一応は年に3、4回の休肝週間を2週間ずつ設けていたのですが、結局は1回1回の量が大切なのだと痛感しております。幸い、今では大量輸液と薬のお陰で自力で歩き回れるぐらいで、直截に言って入院期間は暇ですから、引き続き通常通り更新していきたいと思います。

ご心配をお掛けした皆様、優しいお声掛けを下さった皆様には、この場をお借りして感謝申し上げます。

それにしても

見ようと思っていた「教育と愛国」もまだ見ていませんし、録画していたwowowのスタァライトもお預けになってしまいましたので、早く退院したいものです。

お知らせ

2月5日に、所謂新型コロナウィルス感染症の「濃厚接触者」となり、自室で隔離していた所、昨日2月8日未明より急激に体調悪化を来し、39.0℃の発熱がございました。

そして、同日保健所から指定された医療機関においてPCR検査を受けた所、結果は「陽性」となりました。保健所からの指示により、発症日である8日を0日として、10日間の自宅待機となります。

現在の症状は、37.5度前後の発熱と強い咽頭痛、刺すような頭痛と体全体の痛みです。想像していた以上に辛いものとなっております。

参考になるか否かについては個人差があるとは思われますが、感染に至るまでの私個人の事情につきましては、下に書き記した通りとなります。

私は現在20代後半であり、昨年9月にファイザー製のワクチンを2回接種済みで、移動に際しては例え都市部であろうとも極力公共交通機関を避けて乗用車を利用し、アルコール消毒や手洗いなどの徹底、外出時は常にKF94マスクないしKN94マスクを着用するなど、個人的には感染対策を尽くしてきたつもりではありましたが、結果的に感染を防ぐことは出来ませんでした。

気を付けすぎるに越した事はないと、自身が感染するに至り改めて痛感致しました。

当ブログやツイッター等での発信は、今後の体調次第と致します。

酒販店への取引停止要請を撤回し西村大臣の罷免を。

 


菅義偉政権による無為無策、そして市民への外出自粛要求や飲食店への休業・時短要請と真っ向から矛盾するオリパラ強行姿勢という矛盾したメッセージが招いた感染再拡大により、最早「緊急」とは名ばかりで日常と化している「緊急事態宣言」発出。そんな滑稽劇が展開されるたびに繰り返される酒類提供飲食店への常軌を逸した引き締め政策。それに関連して、先週9日に西村康稔経済再生相が突如として言及した「金融機関への働きかけ要請」と称する事実上の経済制裁が、その余りの悪辣ぶりに堪忍袋の緒が切れた飲食店をはじめとする市民の猛批判を浴びて撤回へと追い込まれました。

 

 

しかし、いくら撤回しようとも内容は全銀協が作成した「銀行の公正取引に関する手引」(PDFファイル)にもあるように、銀行の「禁止行為」の一つとして銀行法施行規則が定める「顧客に対し、銀行としての取引上の優越的地位を不当に利用して、取引の条件又は実施について不利益を与える行為」(第14条の11の3第3項)に抵触する非常に悪質なものであり、端的に言えば違法行為の奨励であって法治国家の政治家としては最も忌むべき行為です。一度示された以上は取り返しがつきません。

 

言葉の上でどうこうしてみせた所で、西村氏が行政権という最大の権力を行使できる大臣の地位に居座り続ける以上は微塵も説得力がありません。しかも、この「撤回」は公式の記者会見や国会の場で行われたものではなく、ツイッターで投げやりに投稿されたものであり、極めつけは「趣旨を十分に伝えられず、反省しております」などという、まるで受け手たる市民が誤った趣旨に基づいて反応しているかのような物言いとなっています。

 

 ↓問題のツイート。

 

コロナ禍で経営困難に陥り行政からの協力金も遅々として手元に届かず、持続化給付金や家賃支援給付金など、本来なら緊急事態宣言が発出される毎に行われるべき給付も一度しかなく、金融機関からの借り入れに頼らざるを得ない飲食店に再度の締め付けを強化している真っ最中に、突然「金融機関」を持ち出されたら融資の制限など資金源への攻撃だと受け取るのは当然ですし、そうとしか解釈のしようがありません。

 

政権党とはいえ一政党に過ぎない自民党の二階幹事長に対しては全く必要のない「謝罪」をしながら、憲法によって奉仕すべきと定められている主権者に対しては「誤解」扱いで謝罪すらもしない西村氏は、その思考において党と主権者の優先順位が完全に逆転しており、一党独裁的発想が染み付いてしまっている訳です。こんな人物には行政権の一角を担う大臣としての資格は全くありませんし、直ちに罷免すべきです。

 

 

 

 

 

そもそも、西村大臣の謂わば「禁酒ファシズム」はこれだけではありません。7月8日の拙稿「政府は酒への責任転嫁をやめよ」で言及した、酒類提供飲食店においては資金と両輪をなす生命線である酒販卸売業者に対する取引停止要請が「金融機関」発言のインパクトに押されてしぶとく生き残っているのです。

 

www.samizdat1917.com

 

この酒販店に対する酒類提供飲食店との取引停止要請は深刻化していて、既に西村大臣の発言に留まらず、酒類業中央団体連絡協議会宛てに国税庁酒税課から「依頼」と称する「取引停止」に明言された文書が発出されており、菅義偉内閣において既に正式な意思表示として共有されている実態が伺えます。

 

togetter.com

 

国税庁は周知の通り徴税権という警察権と並ぶ強大な国家権力を司る財務省の外局であり、税務執行と言われる警察権力並みの強制捜査の権限をも有する機関でありますから、いくら「依頼」とは雖も権力行使の受け手である酒販店にとっては圧力でしかありません。権力関係において優位に立っている組織を通じて酒類関係の経済関係を破壊しようとする点において、この脱法的な取引停止要請は「金融機関」発言同様に悪質であり、即時撤回されなければなりません。

 

西村大臣の罷免は最低条件として、このような暴挙を政府方針として容認した菅義偉内閣も総辞職も強く求めていかなければならないでしょう。人事権を濫用して官僚を服従させることは出来ても、主権者はそうはいかないという事実を見せつけなければ、この国は永遠に民主主義国家にはなり切れません。

 

【追記】

本稿の前半部分で言及した西村大臣の「金融機関」発言に関して、東京新聞が悍ましい実態を報じました。まずは、下記に示した実際の記事をご覧ください。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

件の「金融機関」発言は、あたかも西村大臣が独断専行で言い放っていた扱いとなっており、内閣の責任者である筈の菅義偉首相に至っては、西村大臣が実際に問題の発言を言い放った後であったにもかかわらず「絶対にしない」などと、意味不明の断言までして否定していましたが、この報道の通りならば政府全体で横断的に「金融機関への働きかけ」と称する飲食店抹殺策動が共有されていたという事実を意味します。

 

そうであるならば、菅義偉政権は本稿が断じた通り、銀行に対して銀行法施行規則が明文で禁ずる紛れもない違法行為である「優越的地位の濫用」を教唆したという形になり、法治国家の行政組織と呼べる集団ではなくなります。タイトルには「西村大臣の罷免を」としましたが、やはり菅義偉政権全体が国政から消え去るべき段階に来ていると明言しておきます。

【全文書き起こし】首相不在の「緊急事態宣言」国会説明。小池晃書記局長怒りの質疑

感染拡大が止まらない東京都に緊急事態宣言の発出をすると表明した菅義偉政権。しかし、その「事前報告」が行われた今日の議運には、責任者である筈の菅義偉首相の姿はありませんでした。その政府を厳しく追及した共産・小池晃書記局長の質疑を書き起こしました。

 

youtu.be

 

以下、書き起こし。

 

 

共産党・小池晃書記局長「日本共産党の小池晃です。4度目の緊急事態宣言発令という重大問題の審議に、なぜ総理が出てこないのか。緊急事態宣言によってひと月半もの間、国民には行動制限、事業者には営業の制限を求めながら、その一方で五輪は開催すると。我慢の限界っていう声が広がってますよ。私ね、コロナ感染を抑えるのに一番重要なのは国民の納得と協力だと思うんですね。議運の理事会では与党も含めて総理出席を要求することになったと聞いているんです。総理なぜ出席を拒否したんですか。この場に出てきて、国民に直接訴えるのが総理の責任じゃありませんか」

 

西村康稔大臣「えー、委員会への総理の出席については、あのー、様々ご議論があったものと承知しております…聞いておりますけれども、国会でお決めになられたものと承知をしております。その上で、菅総理節目節目で記者会見なども行い、また呼びかけなど国民への説明呼びかけも行っているところであります。あのー私は政府の副本部長でありますし、特措法の責任者ということで出来るだけ丁寧にご説明をさせて頂ければと考えているところでございます」

 

小池「委員長、国会で呼ばないって決めてますか」

 

水落敏栄委員長「なに…(沈黙)」

 

小池「あのね、国会で呼ばないって決めてないんですよ。確認してないんですよ。だからね、これはまさに総理の問題なんですよ。政府の問題。『国会で決めた事』って逃げられないんですよ、今度はね。私ね、やっぱりね長期に渡る緊急事態宣言を出し、五輪の開催の問題もある。これ当然直接国民に総理が出てきて説明すべき問題じゃないですか。何で出てこないのか、これ総理の問題ですよ。あなた方(政権)の問題ですよ。国会の問題じゃないんですよ今回。何で出てこないんですか」

 

西村「すいません、あのー私の理解は、えー今回の、おー…参議院について申し上げれば、参議院の議運で、えー私の出席ということで決められたものであるということで、私が出席をさせて頂いていると理解をしております」

 

小池「そうかもしれないけど、総理を出さないというような確認はしていませんから、総理やっぱり出てくるべきなんですよ、こういう場には当然。国民には厳しい自粛を求めながら説明から逃げるようでは総理の資格ありませんよ。私ね、これはね、こんな事やってたら国民に対する説得力もないと思います。いくら緊急事態宣言を出しても、これ説明、あのー政府の要請に説得力がなければ、同じ失敗を繰り返すことになると思うんです。えー昨日、政府分科会の尾身茂会長は『しっかりとした対策と共に、矛盾したメッセージを出さないことが重要だ』と述べています。国民にはね、厳しい行動制限を求めながら、世界最大のイベントである五輪は開催をする。これね、まさに『矛盾したメッセージ』じゃないですか」

 

西村「えー五輪の開催につきましてはですね、あの最終判断は繰り返し申し上げてますけどIOCにあるものと理解しておりますが、関係者が、あー一体となって、その感染リスクを抑えるということで水際対策、あるいはバブルの中で、えー行動してもらうこと、あるいは来日後の検査。こういったことを含めて対応なされているものと聞いております。その上で、えー今回緊急事態宣言を発出いたしますので、イベントについても5000人上限で50%という制限がかかりますので、それを踏まえて、えー5者協議で速やかに検討されるものと、観客についてですね、決められるものという風に考えておりますが、いずれにしても知事からも例えば夜間の無観客などの要請もありますので、えーそうしたことも含めて様々な検討がなされるものという風に承知をいたしております」

 

小池「例え無観客にしても、海外から短期間に6万8000人もの人々がやってくる。水際対策『水漏れ』です。バブルは弾けています。こんな事やる一方で、国民には自粛せよ、酒を出すな、家にいろ。これね国民が、飲食店が納得できますか」

 

 

 

 

 

西村「えーオリンピックの関係者、オリンピックの関係者で開催による感染拡大のリスクを抑えるということで様々な検討が、えー観客の取り扱い含めてですね、なされるものという風に思います。えーその上で、私の立場で申し上げれば感染拡大のリスクを私でも下げると、そして医療提供体制をしっかり安定的なもの確保していくという観点から、今回みなさん方に様々なご協力をお願いし、そうした取り組みを進めていきたいと考えているところであります」

 

小池「感染のリスクを下げる努力をする、要するに五輪を開始させれば感染のリスクが高まることを認めるわけですね」

 

西村「あのー、これ尾身会長も言われておりますけれども、あるいは富岳の、おー結果も発表されてますが、観戦したその場所でスタジアムで何か感染が広がるリスクは非常に低いと言われております。ただ、えー人が動くことによって終わった後の食事であったり、様々な接触機会はできると思いますので、そういったところをどうやって下げていくかと、いうことの対応が、おー様々検討がなされていると、そういう風に承知をしております」

 

小池「最もリスクを下げるのに実効がある措置は五輪を中止することですよ。リスクがね、高まることを想定してやるということ自体が間違っているんですよ。それがね、私が国民や業者の協力を得る一番のメッセージになるという風に思います。総理は6月の党首討論で我が党の志位和夫委員長に『国民の命と安全を守ることが私の責務。守れなくなったらやらない』五輪はやらないと明言されたんですね。昨日の東京の新規感染者920名。1都3県のスクリーニング検査でデルタ株の比率は3割。入院患者も重症患者も今増えてます。重症患者数は第4波を超えています。深刻だと思うんですよこれ。しかもね、ワクチンは東京では1回接種者でも18%ですよ。大臣ね、今命と安全にとって深刻な状況だっていう認識はありますか。こんな状況で五輪を開催して、国民の命と安全を守れると断言できますか」

 

西村「東京の状況を申し上げれば、あのー医療の提供体制はまだ、あの逼迫している状況ではないということであります。えー重症者もじわじわ増えてきておりますし、40代50代の入院者の数も増えてきておりますので、まーいわば、えーそれを先手で、えー医療提供体制を守るという観点から、えー緊急事態宣言を発出させて頂いております。ご協力を頂きながら医療をしっかりと守っていく、全力を挙げたいと考えております」

 

小池「先手で守るというのであれば、五輪を中止するのが一番先手の対策じゃないですか。一番実効性のある対策じゃないですか。全く矛盾してる。あのね『国民の命が守れないのであれば五輪はやらない』と総理は言ったんですよ。党首討論の場で。重いですよこれは。今の事態であれば本当に命と安全は守れない。私はね、再度総理がきちんと国民に対してきちんと説明をすべきだということを申し上げたいし、今日は正副議長もご出席いただいておりますが、熱海での土石流の問題などもあります。やはり国会が国民に対する責任を果たすためにも、臨時国会の召集を強く求めたいという風に思います。終わります」